トコジラミとダニは違う!知っておくべきそれぞれの症状と対処法
「これって、もしかしてトコジラミに刺されたのかな……。」
みなさんは、トコジラミやダニ刺されると、どのような症状が現れるのかをご存じでしょうか?
実は、トコジラミとダニは、似ているようでも症状が異なるため、それぞれに適切な対処を行わなくてはなりません。
この記事では、トコジラミとダニの虫刺されについて、その症状と対処法の違いについて解説します。
万が一、刺されてしまった場合にも適切な対処ができるよう、事前に確認しておきましょう。
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トコジラミ・ダニに刺された場合の症状
突然の発疹や強いかゆみの症状が現れた場合、それはトコジラミやダニによって引き起こされた症状かもしれません。
ですが、寝ている間に刺された場合には、どちらによるものなのか判断に迷います。
トコジラミによる症状の確認と、ダニとの違いについて確認しておきましょう。
トコジラミに刺された場合の症状
トコジラミに刺された場合、個人差はありますが、皮膚の表面から隆起した状態の赤い発疹と強いかゆみが症状として現れます。
刺された箇所の周辺を複数個所刺すこともあるため、発疹が狭い範囲に点々と現れる場合もあるようです。
この発疹やかゆみは、吸血の際に血液の凝固を防ぐための唾液を皮膚に注入するため、それがアレルギー反応となり症状を引き起こします。
アレルギー反応による症状は、初めて刺された場合よりも、何度も刺された場合の方がひどくなります。
まれに、アナフィラキシーショックを引き起こす場合もあるため、注意が必要です。
https://www.city.toshima.lg.jp/214/kurashi/ese/nezumitomushi/gaichu/documents/ippanmuketokojirami.pdf
また、強いかゆみによって不眠や神経障害に悩まされたり、かきすぎて皮膚にダメージをあたえてしまい皮膚が化膿することも少なくありません。
トコジラミとダニ、症状の見分け方と対処法
トコジラミとダニのどちらに刺されたのか、それぞれの症状の現れ方から判断が可能です。
どちらも、刺されると強いかゆみを感じますが、かゆみの原因が異なるため、どちらに刺されたのかを適切に判断する必要があります。
では、それぞれにどのような違いがあるのかを確認しておきましょう。
トコジラミとダニの刺す場所の違い
トコジラミは、肌が露出されている箇所から吸血します。
また、暗い場所を好むために、就寝中を狙って肌の露出部分を刺す傾向があるようです。
一方で、ダニは肌の露出に関係なく、皮膚の比較的柔らかい部分を好んで刺します。
刺された跡は、わきの下やお腹、ひじ・ひざの裏側などの柔らかい箇所に集中しがちです。
https://www.sharing-tech.co.jp/gaichu/tokojirami-kujo/
トコジラミとダニの対処法の違い
トコジラミによる発疹とかゆみの元は、アレルギー反応によるものです。
アレルギー反応による症状は、症状の出方に個人差があり、ひどい人ではアナフィラキシーショックを引き起こす場合もあります。
トコジラミに刺された場合の対処法は、抗ヒスタミンやステロイド剤が配合されている薬を塗るのが効果的でしょう。
ダニによる症状の特徴は、とても強い炎症とかゆみです。
こちらの対処法はほとんどの場合、強めのステロイド剤を配合した軟膏を用います。
どちらの場合も、症状がひどい場合には医療機関を受診し、より適切な治療をすることをおすすめします。
トコジラミとダニの予防法と駆除
トコジラミに対しての、最も重要な予防法は、家庭内に持ち込まないことです。
家庭内に入り込んだトコジラミは寝具や家具、壁、本などのあらゆるすき間で増殖します。
トコジラミの駆除には専用の駆除剤の使用と熱処理をするほか、範囲が広ければ専門業者への駆除依頼が必要となります。
一方、ダニを予防するのは困難です。
ダニは家中のあらゆる場所に存在するため、増殖させないのが一番の予防法といえます。
湿気、温度、エサの条件が揃えば、ダニは簡単に増えるため、小まめな掃除と洗濯で増殖を防ぎましょう。
洗濯の出来ないものに対しては、ダニ用の駆除剤の使用をおすすめします。
まとめ|トコジラミとダニ、それぞれに合った対処法を!
トコジラミとダニは似たものと考えがちですが、実際は全く異なる性質を持っています。
刺されてしまった場合には、どちらによるものなのかを正しく判断し、それに合った対処法を行わなくてはなりません。
判断に迷った時には、必ず医療機関を受診し、医師の適切な判断を仰ぎましょう。
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