正社員?パート?在宅?主婦の私にちょうどいい働き方は
収入は増やしたいが、時間的制約もある……
支出はこれ以上減らせない!これってうちだけ?もっといい働き方ないのかな?
物価の上昇が家計に打撃を与える中、家庭の収支を見直す方も多いのではないでしょうか。
今回は、主婦の働き方について考えていこうと思います。
主婦の働く力によって世帯収入のアップはできる
主婦の働く力によって世帯収入をアップさせることは難しくはありません。
家庭の中で働き手が増えること、それは世帯収入に直結するからです。
とはいっても、どう働くのが良いのか。そこが問題です。
配偶者控除や配偶者特別控除内で働くのか。
それとも社会保険に加入してもなお、家計が損にならないくらいにフルで働く。
子どもがいる家庭でも、子供の成長に伴って働き方を見直すことで収入をアップさせる。
ゆとりのある生活への第一歩、あなたに合った働き方を考えてみませんか。
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働き方の種類
どんな働き方がマッチするのか。働き方といっても様々な形態があります。
正社員、パート、在宅。。
世の中の主婦がどんな働き方を選んでいるのか、気になりますよね。
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⚫ 就業者の現状の就業形態は、「パート・アルバイト」が最も多く51.3%、次いで「正社員・正職員」40.4%。産休・育休後の復職者が増加しているため、「正社員・正職員」が増加している。希望の就業形態も、「パート・アルバイト」51.3%が最も多い。希望の就業形態は、すべての就業形態で減少傾向だが、これは、複数の就業形態を希望する割合が減り、現在の就業形態のみを希望する割合が増えたためである。
⚫ 意向者の希望の就業形態は、「パート・アルバイト」が最も多く89.2%。「正社員・正職員」「契約社員」「派遣社員」などフルタイム勤務を想定した就業形態を希望する人が減少している。この背景には、働く日数や働く時間などに融通がきくことを重視していることが、「就業条件の重視項目」からうかがえる(P22)。Q. あなたの現在の就業状況について最も当てはまるものをひとつだけお選びください。(単一回答)
女性の就業に関する1万人調査2023 基本報告書 | JBRC ジョブズリサーチセンター (recruit.co.jp)
Q. 就業形態について、希望するものをすべてお答えください。
現在お仕事をされていない方は「今後仕事をする場合」についてお答えください。(複数回答)
【対象者:現状は就業者、希望は全員】
上記サイト内、調査結果詳細PDF参照。
このレポートの結果では現状で就業している人のうち、約半数(51.3%)がアルバイト・パート。次いで、約4割(40.4%)が正職員・正社員という結果となっている。
また、就業者の希望、非就業者の働く意向のある人の希望もまたアルバイト・パートがかなりの割合を占めている。
では、それぞれの働き方のメリット・デメリットをみていきましょう。
正社員・契約社員・フルタイム
メリット
・社会保険や雇用保険、厚生年金に加入できる
・正社員で働くと会社にもよるが、賞与を支給されることがある
・就業期間のみならず、失業時、老後の年金部分でも家計の支えとなる
デメリット
・配偶者の配偶者控除が対象外になったり、家族手当が支給されない場合もある
・1日の拘束時間が長い
また、正社員で働くことは契約社員・フルタイムよりも責任の大きさに差が出てくるのではないでしょうか。責任のある仕事に関しては、メリットとなるかデメリットとなるかは本人次第。
パート
メリット
・正社員などのフルタイム勤務と比べて勤務時間が短く、プライベートの時間を確保しやすい
・短時間労働のため、家事分担割合が多い主婦でも負担が少ない
・希望する曜日・時間での勤務が可能
・配偶者控除・配偶者特別控除内で働くことができる
・求人が多く、自分に合わなければ次の職場を探しやすい
デメリット
・配偶者控除内での勤務を考慮すると世帯年数をアップするにも限度がある
・収入が安定しない。
・手当や福利厚生が対象外の場合がある。
パートとはいっても、一か所の職場でしっかり働くものと、スポット勤務がある。
最近では、スポット勤務は実に簡単に雇用契約を結ぶことができ、登録が事前に済んでいれば、当日でも仕事をみつけることができる。
在宅ワーク
在宅ワークについては、フルタイム勤務もあればパートタイム勤務、出来高制の勤務もある。
フルタイムでの在宅ワークについては、就業場所が自宅であるものの、仕事内容は会社での勤務とさほど変わらないであろう。
パートタイムや出来高制では、一般的に内職といわれるような手先の作業のものもあれば、パソコンスキルを利用したデータ入力等の業務もある。
その他にも、ネイルサロンやリラクゼーションサロン、〇〇教室など自宅を利用して個人事業をしている人も多いのではないでしょうか。
メリット・デメリットはそれぞれにあるかと思いますが、はっきりと一つ、
「通勤にかかる時間がない」というメリットがあります。
収入アップはライフスタイルの見直しから
収入アップはライフスタイルの見直しから。
これは今すでに働いてる場合も、また、今はまだ働いていない場合でも言えることです。
ライフスタイルは、ライフステージの変化に伴って変わることが多くあります。
就職、退職、結婚、出産、子育て、入学、卒業…その都度見直してください。
実際ライフスタイルを見直さなければ、「自分がいつ時間をとれるのか」「どれくらいの余力があるのか」がわからず、結局は踏み出すことができなかったり、逆に無謀な働き方をしてしまいます。
また、世帯での収入アップなのですから、自分だけでなく家族からの協力を得ることも視野に入れましょう。
タイムスケジュールを書き出してみる
ライフスタイルの見直しは、まず日々のタイムスケジュールを書き出してみるとよいでしょう。
それも、一週間分書き出してください。一週間分書き出せば、曜日によって異なるスケジュールや、毎日同じタイミングで時間が取れることがみえてくるはずです。
書き出すことで、実際一つのタスクにどれだけ時間がかかっているのかもみえてきます。
小さなお子さんがいる家庭では、毎日同じ時間でスケジュールが決まっているわけではないと思います。そんな場合は日々を平均的にとらえて、大体でスケジュールを書き出してみてください。
ライフスタイルの見直し方
ライフスタイルの見直しといっても、いったい何をすればいいのか?
実際、私もこの内容について書くまでは深く考えたことはありませんでした。
もう何年も前の話にはなるのですが、下の子が幼稚園に通いだしたとき、ふと空白の時間が訪れました。
最初のうちは、入園してもすぐに帰園時間になるので仕事探しはせず、それまで自分の時間が無くて出来なかったことをてみました。
ですが、結婚してしばらくは夫婦ともに若かったこともあり、自由に使えるお金はほとんどありませんでした。
もともと下の子が入園したら働くつもりでいましたが、実際に空白の時間があれば「どれだけ働く時間を確保できるか」「いくら稼ぐことができるか」を考えました。
この経験から、「世帯収入アップにはライフスタイルを見直さなければならない」と気づきました。
空き時間を増やす
タイムスケジュールの書き出しが終わったら、一つ一つの内容を確認してみてください。
すでに書き出すときにも感じていたと思いますが、一つのタスクに対して時間がかかりすぎているものが見えてくるはずです。
また、「このタスクは不必要ではないか」「これは私でなくてもできるのでは」という気づきも出てくるでしょう。
もちろんそこは「不必要」であっても、「自分以外が担当できるもの」であっても、自分がやりたいことであればそのままにしておいてください。
収入アップよりも大事なことは、自身が健やかに過ごせることです。やりたいことは外さないでください。
空き時間の増やし方
実際に書き出したスケジュールを基に、空き時間を増やしてみましょう。
「時間がかかりすぎているもの」「不必要なもの」「自分以外が担当できるもの」
これらが見つかれば必ず空き時間は増やせます。家計と同様に、時間もやりくりをするのです。
時間がかかりすぎているもの
時間がかかりすぎているものは、作業手順の見直しや時短家電に頼ってみるのもいい方法です。
我が家の調理では、すでに切れている野菜や水煮、冷凍野菜などの下処理をされた食材をよく使用します。豚汁の具や炒め野菜、カットサラダなど、一から作るとそれなりに時間を取られるはずです。
こういった下処理をされた食材は、ひと手間加えるだけで完成するのに、加工されていない食材を買いそろえるよりも無駄がなく、金額もさほど差がありません。
また時短家電については、最初に働きだしたときにはドラム式全自動乾燥機付き洗濯機を。次に働き方を変えたときには、食洗器を購入しました。この2点については、今では無くてはならないマストアイテムです。
その他にもロボット掃除機などが人気です。
時短家電は導入時にお金がかかりますが、その家事に今後も取られる時間を働きに充てられるのであれば十分に元は取れます。
関連記事:家事ってやらなくちゃいけないもの?家事嫌い主婦が考えてみた
不必要なもの
不必要なものがあれば、とてもラッキーです。
空き時間を増やすには、そのタスクを削除してしまえばよいのですから。
例えば、カッターシャツは形状記憶のものを購入して毎日のアイロンがけをやめてしまったり、よく着る服はハンガーで干したら畳まずにハンガーラックに収納するなど。
やらなくても困らないもの、不快でないものはいっそのことやらずに済ましましょう。
自分以外が担当できるもの
誰がやっても良いことは、他に担当できる人がいないか検討してみましょう。
きっと、主婦であるあなた自身がやるのが上手くいくのは承知の上です。
ですが世帯収入をアップさせるのですから、家族に協力してもらってより簡単に、より効率よく空き時間を増やしましょう。あなただけで頑張らなくてもよいのです。
小さなことでもかまいません。食器洗いや洗濯、掃除機がけなど、あなた以外でもできることは必ずあります。
家事代行サービスもありますが、それに関しては、得られる収入とサービス利用料を比較するとあまりおすすめはしません。どうしても時間を多く捻出したい場合や、自身のリフレッシュのためであれば利用するのもいいかもしれません。
空き時間をまとめる
それぞれのタスクを見直し、空き時間を増やせたら、つぎはその空いた時間をまとめてみましょう。
タスクを一日のスケジュールの前半、もしくは後半にまとめたり、別の日にまとめてしまいます。
そうすれば、案外まとまった時間ができます。
まとまった時間ができれば、それは収入を得るためのチャンスです。空いた時間を活用して、働いてみましょう。
ですが、空いた時間はすべてを働くために使わなくても結構です。あなたの望むだけを働くために使えばよいのです。
具体例
時間のやりくりをし、家族の協力も得て 1日のうち3時間の空き時間が確保できたとします。
その時間をパートタイムで働くと、移動時間を除いた2時間を働く時間に充てることができます。
例えば時給1,100円で週3日働くと、1,100円×2時間×3日=6,600円となり、
ひと月を仮に4週間と考えると、6,600円×4週=26,400円となります。
また、それを1年で考えると、26,400円×12か月=316,800円にもなります。
そしてこれは、納税者(夫)の合計所得が1,000万円以下であれば、配偶者控除の対象となります。
(配偶者の給与の合計が103万円以下であるため対象)
これだけ収入が増えるだけでも、家族旅行に出かけたり、家電を買い替えたりとできることは多くあります。
まとめ
私は主婦になってから、スポットバイト、パートタイム、正社員を経験しました。
スポットバイトは、子供たちがまだ幼稚園に通う前に。パートタイムは下の子が幼稚園に通いだしたタイミング、正社員はもう子供たちも小学校高学年~中学生のタイミングでした。
子供が大きくなると、習い事などで家計の支出も増え、生活の質も充実させたくなりました。
その時々で収入アップを図り、ライフスタイルを見直してきました。
ゼロから1、1から2と少しずつでよいのです。少しずつ、生活に少しのゆとりをプラスしませんか。
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