寝つきが悪い?その原因は〇〇かも!睡眠の質を上げる5つの習慣
夜になってもなかなか眠れない、朝起きるのが辛い……そんな経験はありませんか?
寝つきが悪いと、睡眠不足で日中に集中力が低下したり、疲れが溜まったりと、様々な悪影響が出てしまいます。
この記事では、寝つきが悪い原因と、睡眠の質を上げるための5つの習慣をご紹介します。
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寝つきが悪い原因
近年、多くの日本人が睡眠に対する悩みを抱える中、寝つきの悪さを感じている人は28.5%もいることが、厚生労働省令和5年度健康実態調査結果で報告されています。
ではなぜ、多くの日本人は「寝つきが悪い」状況に陥ってしまっているのでしょうか?
ここでは、寝つきが悪い原因について5つご紹介します。
生活リズムの乱れ
私たちの体内には、体内時計と呼ばれる自然なリズムがあります。
この体内時計が乱れると、日中に眠くなったり、朝起きられなくなることも。
生活リズムが乱れる原因を確認しましょう。
- 寝る時間と起きる時間がバラバラ
平日の夜に布団に入る時間が安定しないうえ、休日は昼寝や夜更かしをするなど、毎日同じ時間に寝ていない人は、体内時計が乱れやすくなります。 - 休日に長時間睡眠をとる
休日に長時間睡眠をとっていると、夜の寝つきに影響を与えます。
寝る前の習慣
何気なく行っている寝る前の習慣にも、寝つきに影響を与える行動があります。
- 寝る前にスマホやパソコンを見る
スマホやパソコンから発せられるブルーライトは、睡眠を妨害するメラトニンの分泌を抑制します。寝る前は、少なくとも1時間前からスマホやパソコンの使用を控えましょう。 - カフェインを摂取する
カフェインには覚醒作用があり、寝つきを悪くする可能性があります。カフェインは摂取から30分~1時間後に血中濃度がピークを迎え、半減するのは3~5時間後。就寝時刻の4時間前以降はカフェインの摂取は控えるようにしましょう。 - 寝る前に激しい運動をする
寝る前に激しい運動をすると、体が興奮してしまい、寝つきが悪くなることがあります。寝る前の運動は、軽いストレッチやヨガなどを行うようにしましょう。
寝室環境
寝室環境は、寝つきに大きく影響を与えます。以下の状況に当てはまる場合は、寝室環境が原因となっている可能性も。
- 寝室が明るすぎる
- 寝室が暑い、または寒い
- 寝具が自分に合っていない
ストレス
ストレスは、心身に様々な悪影響を与えます。睡眠も例外ではありません。
- 仕事や人間関係でストレスが溜まっている
仕事や人間関係でストレスが溜まっていると、交感神経が優位になり、リラックスできずに寝つきが悪くなります。 - 考え事が多くて頭が休まらない
寝る前に考え事が多くて頭が休まらないと、寝つきが悪くなります。寝る前は、リラックスできるようなことをしましょう。
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病気
更年期障害、うつ病、不安障害などの病気も、寝つきが悪くなる原因となります。
- 更年期障害
女性ホルモンには自律神経の働きをスムーズにする役割があります。更年期に入って女性ホルモンの分泌量が減少すると、寝つきに悪影響を及ぼします。 - 概日リズム睡眠・覚醒障害
体内時計の周期を外界の24時間周期に適切に同調させることができない、睡眠・覚醒障害。この障害が原因で生活リズムが乱れ、通常の就寝時間での寝つきが悪くなります。 - うつ病
うつ病は、気分が落ち込んだり、何もやる気が出ないなどの症状がある病気です。うつ病になると、睡眠障害が起こりやすくなります。 - 不安障害
不安障害は、常に不安を感じたり、落ち着かないなどの症状がある病気です。不安障害になると、睡眠障害が起こりやすくなります。
睡眠の質を上げる5つの習慣
質の高い睡眠は、心身のリフレッシュや健康維持に欠かせません。
しかし、現代社会では、生活習慣の乱れやストレスなどにより、睡眠の質が低下している人が増えています。
ここでは、睡眠の質を上げるための5つの習慣をご紹介します。
毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる
私たちの体内には、体内時計と呼ばれる自然なリズムがあります。この体内時計が乱れると、日中に眠くなったり、朝に起きられなくなることも。
毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起き、体内時計を整えましょう。体内時計が整うと、質の高い睡眠をとることができるようになります。
具体的な注意点
- 平日も休日も同じ時間に寝て、起きるようにしましょう。
- 休日に寝坊しすぎないようにしましょう。
- 朝起きたら、太陽の光を浴びるようにしましょう。
寝る前のスマホやパソコンを見るのは控える
スマホやパソコンから発せられるブルーライトは、睡眠を妨害するメラトニンの分泌を抑制します。メラトニンは、脳内で分泌されるホルモンで、睡眠を誘導する働きがあります。
寝る前の1時間から2時間は、スマホやパソコンを見ないようにしましょう。
どうしてもスマホやパソコンを使う必要がある場合は、ブルーライトカット眼鏡を使用するなどの対策をしましょう。
カフェインやアルコールの摂取は控える
コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれているカフェインには覚醒作用があり、寝つきに影響を与えます。
アルコールは、一時的に眠りにつきやすくなる効果がありますが、睡眠の質を低下させます。寝る前のアルコールも控えるようにしましょう。
寝る前に軽い運動をする
寝る前に軽い運動をすることで、体が温まり、リラックスすることができます。軽い運動には、ストレッチやウォーキングがおすすめです。
効果的なタイミングは、就寝の2~3時間前。ただし、寝る直前に激しい運動をすると、逆に目が冴えてしまう可能性がるため、運動の強さには注意をしましょう。
寝室環境を整える
寝室環境は睡眠の質に影響を与えます。快適な寝つきのため、心地よい環境へ整えましょう。
- 寝室は、暗くて静かな環境にしましょう。
- 寝室が明るすぎると、メラトニンの分泌が抑制されてしまいます。
- 寝室がうるさすぎると、睡眠が妨害されてしまいます。
- 寝室は、涼しすぎても暑すぎても、寝つきが悪くなります。
- 寝室は、暑すぎても寒すぎても、寝つきが悪くなります。適度な温度(26℃前後)に保ちましょう。
- 寝具は、自分に合ったものを選びましょう。
- 枕やマットレスが自分に合っていないと、首や肩、腰などに負荷がかかり、寝つきに大きな影響を与えます。
まとめ
寝つきが悪い場合には、生活習慣や寝室環境を見直してみましょう。
それでも改善されない場合は、思わぬ病が隠されている可能性があるため、医師に相談することをおすすめします。
この記事が、あなたの睡眠の質を向上させるためのヒントになれば幸いです。
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