「自転車の青切符」子供はどうなるの⁉法改正で注意したいポイント
道路交通法の改正案が閣議決定され、2026年にも自転車の交通違反に対して「青切符」の運用が始まる見通しとなりました。
子供をもつ親としては、不安でしかありません。
いくら厳しく言っていても、子供は親の見ていない所で、どんな風に自転車に乗っているかわかったもんじゃありません。
では実際に、自転車の交通違反に対して青切符が導入されることで、子育て世帯にどのような影響があるのかを確認してみましょう。
自転車の青切符と子供の対象年齢
そもそも自転車の青切符とはどういうことなのか。
「切符」といわれるのは通称で、正式には「交通反則告知書」といい、この青切符は反則金を収めることで刑事処分を免れます。
一方、交通違反には赤切符(告知票・免許証保管証)もあり、こちらは比較的重い違反に公布され、刑事罰の対象となります。
これまで、自転車の取り締まりに対しての赤切符の交付はあっても、青切符は対象外でした。
今後は青切符が対象となることで、多くの事例が取り締まりの対象となるのではないでしょうか。
自転車青切符の対象年齢
自転車の青切符が交付される対象年齢は16歳以上となり、これは抑えておきたいポイントです。
原付の免許を取得できる年齢であること、最低限の交通ルールを知っているであろうことを考慮した上での対象です。
青切符の対象となる違反
青切符の取り締まりの対象となる違反は112種類。このうちの、事故につながる恐れのある重大な違反行為が重点的に取り締まられることとなります。
反則金は電動キックボードと同程度の、5000円から1万2000円程度と想定されている。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231221/k10014294661000.html
子供と学ぶ交通安全
警視庁では、自転車の基本的な通行ルールを学ぶための自転車交通安全教室が実施されています。
その他にも多くの事業者が、自転車安全教育のサポートに取り組んでいるようです。
それぞれ、警察署やお住まいの地域のホームページなどで開催情報を知ることができます。
子育て世帯では、子供に正しい交通ルールを学ばせることが青切符とは無縁の生活を送るうえでの重要なポイントといえるでしょう。
幼稚園や学校で交通安全教室が実施されていますが、自分の子供がどれほど興味を持って受講しているのかも疑問です。
家族で一緒に参加できる教室があれば、一度参加してみるのもいいかもしれません。
まとめ
自転車は、幼稚園児からシニア世代まで幅広い世代に使用される乗用具です。
手軽に利用できるエコな移動手段ですので、一家に何台も保有しているご家庭も少なくないのではないでしょうか。
ですが、以前から自転車の交通ルールを無視した走行が社会問題となっています。
自転車走行中のスマホながら運転や信号無視など、少し外に出るだけでも何人もの人が交通ルールを無視した走行をしています。
自転車に起因する死亡事故も数多く起きていて、いつ自分や家族の身に降りかかるとも知れません。
この法改正を機会に、子供が小さなうちから交通ルールについて家族で繰り返し確認してみませんか。
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