【食中毒】知らないと怖い!お弁当のおかずで気をつけたいNG食材3選
お弁当作りは、愛情のこもった手作りご飯を好きな時に食べられる、素敵な習慣です。
しかし、ちょっとした油断で食中毒になってしまうことも。
今回は、お弁当に入れない方が良いNG食材を3つご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、食中毒を防いでおいしいお弁当を楽しみましょう!
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お弁当の食中毒、どうして起こるの?
食中毒は、食品に付着した細菌やウイルスが原因で起こります。これらの微生物は、私たちの身の回りの様々な場所に存在するもの。
お弁当の中は、微生物にとって増殖に都合の良い温度と湿度が保たれている状態です。特に夏場のように気温が高い日は、細菌が活発に増殖しやすく、食中毒のリスクが高まります。
また、お弁当を作り置きする場合、時間が経つにつれて細菌が増殖する可能性も高まるため注意が必要です。
食中毒の原因となるばい菌ってなに?
食中毒を引き起こす菌には様々な種類がありますが、代表的なものとして、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌、サルモネラ菌などが挙げられます。
その中でも、黄色ブドウ球菌は人の鼻腔や皮膚に常在している菌で、人が食品に触れることで簡単に食材は汚染されます。
これらの菌に汚染された食品を、私たちが口にすることで体内に侵入し、食中毒症状を引き起こすのです。
お弁当で増えやすい菌はどこからくるの?
お弁当に付着する菌はどこからくるのでしょうか?主な原因として、以下のことが挙げられます。
- 食材: 食材自体に菌が付着している場合があります。特に、生肉や生魚などは、菌が付着している可能性が高いです。
- 調理器具: 包丁やまな板、調理器具などに菌が付着していて、食材が汚染されることも。
- 人: 料理をする人の手や爪に付着している菌で、食材が汚染されます。
これらの菌を完全に防ぐことは難しいですが、適切な調理方法や保存方法を守れば、食中毒のリスクを大幅に削減できます。
お弁当で気をつけたいNG食材3選
お弁当を作る時、何を入れたら喜んでもらえるか、悩みますよね。
でも、どんなに美味しそうなおかずでも、お弁当に入れると食中毒のリスクが高まるものがあります。
ここでは、お弁当で気をつけたいNG食材を3つご紹介します。
NG食材1:生ものはダメ!
生魚や生ハム、生卵など、生で食べられるものはとてもおいしいですが、お弁当に入れるのは避けましょう。
これらの食材には、カンピロバクターやサルモネラ菌といった食中毒の原因となる菌が付着している可能性があります。
気温が高いと、これらの菌は急速に増殖し、食中毒を引き起こす原因となります。
なぜ生ものはダメなの?
- 菌が増殖しやすい: 生の食材は、加熱処理をしていないため、食中毒菌がそのまま残っている可能性がある。
- 温度管理が難しい: お弁当は常温で長時間置かれることが多いため、温度管理が難しい生ものは、菌が増殖しやすく危険。
NG食材2:マヨネーズは要注意!
マヨネーズは、サラダや揚げ物によく合う人気調味料ですが、お弁当に入れる際は注意が必要です。
マヨネーズは、卵黄を主原料としているため、サルモネラ菌などの食中毒菌が混入する可能性があります。また、マヨネーズは常温で長時間放置すると、菌が繁殖しやすく危険です。
マヨネーズを使う際の注意点
- 少量にする: マヨネーズは、少量にするか、別の調味料に置き換えることをおすすめします。
- 冷蔵保存する: マヨネーズを使った料理は、必ず冷蔵保存しましょう。
- 手作りマヨネーズは避ける: 市販のマヨネーズよりも、手作りマヨネーズの方が食中毒のリスクが高まります。お弁当では手作りマヨネーズの使用は避けましょう。
NG食材3:汁気のあるものはNG!
肉じゃがなど、汁気のあるおかずは、お弁当箱の中で雑菌が繁殖しやすい環境を作り出してしまいます。特に夏場など気温が高い時期には、汁気が原因でお弁当箱の中の湿度が高くなり、食中毒のリスクが高まります。
汁気のあるおかずの対策
- 水分を切る: 汁気のあるおかずは、水分をしっかりと切り、別の容器に移して持参しましょう。
- ご飯とおかずを分ける: ご飯とおかずを別の容器に分けて持参することで、汁気がご飯に染み込むのを防ぎます。
食中毒を防ぐ!お弁当の安全な作り方
お弁当で食中毒を防ぐためには、食材の選び方から調理方法、保存方法まで、様々なことに注意する必要があります。ここからは、安全なお弁当を作るためのポイントを3つご紹介します。
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食材を選ぶときのポイント
- 新鮮な食材を選ぶ: 食材はできるだけ新鮮なものを選びましょう。特に、肉や魚は、鮮度が落ちやすいので注意が必要です。
- 傷んでいるものは使わない: 傷んでいるものや、変色しているものは、絶対に使用しないようにしましょう。
- 加熱が必要なものはしっかり加熱する: 肉や魚など、加熱が必要な食材は、中心部までしっかりと火を通し、菌を死滅させましょう。
- 生ものは避ける: 生魚や生ハムなど、生で食べられるものは、食中毒のリスクが高いため、お弁当には避けましょう。
調理するときのポイント
- 手をよく洗う: 料理をする前には必ず手を洗い、清潔な状態を保ちましょう。
- 調理器具を清潔にする: 包丁やまな板、調理器具などは、使用する前によく洗い、消毒しましょう。
- 生ものと加熱済みのものを分ける: 生の食材と加熱済みの食材を、同じまな板や包丁で調理しないよう注意しましょう。
- クロスコンタミネーションを防ぐ: 生肉や生魚に触れた手で、他の食材に触れないようにしましょう。
保存するときのポイント
- 冷蔵保存する: お弁当は、必ず冷蔵庫で冷蔵保存しましょう。
- 保冷剤を使う: 夏場など気温が高い時期は、保冷剤を使用し、お弁当の温度を低温に保ちましょう。
- 長時間放置しない: お弁当は、長時間常温に放置しないようにしましょう。
- 清潔な容器を使う: お弁当箱は、清潔なものを使い、毎回洗って乾燥させましょう。
お弁当の温度管理って大切なの?
夏場は気温が高く、細菌が活発に増殖しやすい季節です。
お弁当は、室温に長時間放置すると、細菌が繁殖し、食中毒の原因となる可能性が高まります。
特に、気温が35℃を超えるような暑い日は、注意が必要です。
夏場のお弁当の注意点
- 保冷剤を必ず入れる: 保冷剤の使用で、お弁当の温度上昇を抑え、細菌の増殖を抑制が可能です。
- 短時間で食べる: お弁当は、できるだけ早めに食べきるようにしましょう。
- 涼しい場所に置く: お弁当は、直射日光が当たらない涼しい場所に置きましょう。
- 保冷バッグを使う: 保冷バッグに入れて持ち運ぶことで、お弁当の温度を保ちやすくなります。
保冷剤の選び方と使い方
保冷剤には、様々な種類があります。お弁当に適した保冷剤を選ぶためには、以下の点に注意しましょう。
- サイズ: お弁当箱の大きさに合ったサイズの保冷剤を選びましょう。
- 保冷時間: 長時間保冷できるものを選びましょう。
保冷剤の使い方
- 冷凍庫で凍らせる: 冷凍庫でしっかりと凍らせてから、お弁当箱と一緒に保冷バッグに入れましょう。
- お弁当箱の周りに置く: 保冷剤をお弁当箱の周りに置くことで、より効果的に冷却することができます。
- 定期的に交換する: 保冷剤が温まってしまったら、新しい保冷剤と交換しましょう。
安心・安全なお弁当で楽しいランチタイムを!
お弁当は、手作りならではの温かみが嬉しいもの。でも、食中毒が心配で、何を詰めるか迷ってしまうこともありますよね。
この記事では、お弁当のおかずで気をつけたいNG食材3選をご紹介しました。
これらのポイントを押さえれば、夏の時期にも安心してお弁当を楽しむことができます。
ぜひ、安心・安全なお弁当で楽しいランチタイムをお過ごしください!
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