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幼稚園で配布される保険の案内は必要?加入の要否を検証

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幼稚園で配布される保険の案内は必要?加入の要否を検証

4月の入園・入学のシーズンは、あらゆる書類に追われる時期でもあります。

子供の健康状態や家庭環境を確認する書類に、学校からの連絡関係書類……
毎日、山のようにプリントを持ち帰ってきては、親はその書類の処理に追われます。

そんな中、園児総合補償などと書かれた申込用紙が付属された案内が。

「これって、幼稚園から案内されているものだから入るのが当たり前だよね。」
と、言われるがままに加入していませんか?

ちょっと待ってください!

保険代理店で勤務してようやく、その保険が必要かどうかの判断ができるようになったのでここでお伝えします。

私の考えでは、加入の必要なしです。

とはいえ、家庭によって検討する必要はありますので、検討していただく内容をご案内します。
ぜひ、こちらの記事を参考にご検討ください。

幼稚園セット

園児総合補償(保険)とは

幼稚園から案内される「園児総合補償」や「園児総合保険」は、いわば園児の医療・ケガの保険です。
病気による入院、ケガによる入院・通院が補償されます。

それにプラスして、お友達にケガをさせてしまった時や、誤ってモノを壊してしまった時の補償(個人賠償責任)がついています。

また、保護者に万が一の事があった際に、育英費用が補償されるものもあるようです。

子供の医療・ケガの補償の必要性

大人である私たちは、生命保険や医療保険に加入しているのが当たり前の年齢です。
そう考えると、子供が医療保険に加入していないのはとても不安に思ってしまうかもしれません。

ですが、お住まいの地域によって内容は異なりますが、子供が医療を利用した際には「医療費助成制度」の対象となる場合がほとんどです。

我が家のある大阪市では、子供が病院にかかった際の支払いは500円で収まるのが常です。それが、高校を卒業するまで。

ですので、我が家では子供の医療保険は高校を卒業するタイミングでと決めています。

子供の医療費助成制度の内容や対象年齢については、改めてお住まいの市のホームページでの確認が必要です。

家族のイメージ画像

子供の保険での個人賠償責任の必要性

個人賠償責任の補償は必要です。しかし、子供の保険に対してのその補償は不要でしょう。

この補償は、誤って他人のモノを壊してしまったり、ケガをさせてしまったりした場合に補償されます。(補償の対象となる場合、対象とならない場合は契約する保険により異なるため確認要)

個人賠償責任は、ご家庭の火災保険や自動車保険に付帯されていることも多く、被保険者の範囲は損害保険協会では下記のように示されています。

個人賠償責任保険の被保険者は「生計を共にする同居の親族」となっています。したがって、世帯主が契約すれば子供が起こした事故も補償されます。また、子供には「生計を共にする別居の未婚(これまでに婚姻歴がないこと)の子」が含まれますので、例えば親から仕送りを受けている未婚の学生についても補償の対象となります。

https://soudanguide.sonpo.or.jp/body/q092.html

家庭での火災保険や自動車保険、もしくは親が加入しているケガの保険に対して、この補償が付帯されている場合は子供の保険ではこの補償は必要ありません。

ご加入の個人賠償責任の補償が無制限の補償であれば、子供の保険でのこの補償に対する保険料は無駄になってしまいます。

プランの中にこの補償が付いている場合は検討すべき点といえるでしょう。

まとめ

幼稚園や学校から持ち帰ってくる案内について、ついつい他のみんなと同じようにしていた方がいいという意識が働いてしまいます。

しかもあまりにも量が多く、判断力が低下しがちになって不必要な物まで申し込んでしまったり……

今回ご紹介した、幼稚園からの保険の加入要否について、私の考えでは不必要とお伝えしました。

ですが、補償内容を確認して必要であれば加入するのも良いと思います。
こういった案内は、団体での申し込みとなりますので、個人で申し込むよりも保険料が割り引かれています。

ご家庭の大事なお金に無駄がないように、補償内容を確認して要否を判断することをおすすめします。

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